そうじぇるのブログ

育児、カメラ、家計、趣味などの雑記

映画すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ ナレーション変更に思うこと

映画すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコを見てきました。

 

ナレーションを本上まなみさんおひとりで担当されており、そういう意味で映画1作目、2作目とはテイストは異なると感じました。

 

本作については、イノッチこと井ノ原快彦さんの降板が決定した時点で「観に行くことはないだろうな」と思っていました。映画前作のみならず、彼が過去に担当されていたポンキッキーズNHK あさイチでも、人柄や声に癒されていました。今回の「降板劇」で生じた口惜しい気持ちは、「優しさ」を大切にするすみっコぐらしという作品を視聴する上で、雑念となって付きまとうことになると、容易に想像ができたのです。

 

しかしそのようなことは、「映画を見に行きたい」というわが子の願いからすれば、無関係で些末なことです。せがまれるままに劇場へ行き、家族からは好評を得て帰ってきました。

 

映画視聴後も、もやもやとした気持ちを抱えていました。現在発売中の「たのしい幼稚園 2023年12・1月号(講談社)」に、井ノ原さんが「映画第三弾のナレーション担当」として、本上さんとともにインタビューを受けた記事が掲載されていると知り、購読しました。

 

記事にあったのは、井ノ原さんのすみっコぐらしへの愛情、ナレーション担当することへの喜び、そして井ノ原さん・本上さんが互いを尊敬する様子でした。このような背景がありながら、「降板劇」に至ってしまったことは、井ノ原さんだけでなく、映画製作スタッフの多くの皆さんにとっても、辛く悲しい出来事であったと推察されました。ナレーションをひとりで担当された本上さんにとっても、やはりやりきれないものであったろうと。

 

記事を読むことで、「井ノ原さんのすみっコぐらしに対して抱いておられた、愛情と親しみ」をうかがい知ることができ、少し救われた気持ちになりました。読めてよかったです。

 

改めて、映画公式サイトの「ナレーション変更に関するお知らせ」を読むと、井ノ原さんと映画製作委員会の双方が協議し熟慮された末の決断に見えます。それでもなお、今後行われるBlu-ray/DVD発売・映画配信では、「井ノ原さんと本上さんおふたりのナレーション」で本作をもう一度見られることを、願ってやみません。